個人向け国債、それぞれの特徴
3つの国債一覧
個人向け国債には「固定3年」「固定5年」「変動10年」の3つの種類があります。3つを同時に比べやすくするために一覧にしてみました。
2020年12月現在募集中の個人向け国債
固定3年(第127回) | 固定5年(第117回) | 変動10年(第129 回) |
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満期 | 3年 | 5年 | 10年 |
金利 | 固定 | 固定 | 変動(半年ごとに利率変更) |
利率(年率) | 0.05% | 0.05% | 0.05% |
発行日 | 2021/1/15 | 2021/1/15 | 2021/1/15 |
償還期限 | 2024/1/15 | 2026/1/15 | 2031/1/15 |
利払い日 | 毎年1/15と7/15 | 毎年1/15と7/15 | 毎年1/15と7/15 |
募集・償還価格 | どちらも額面金額100円につき100円 | どちらも額面金額100円につき100円 | どちらも額面金額100円につき100円 |
購入金額 | 1万円から | 1万円から | 1万円から |
大きな違いは「固定」と「変動」。それと年数です。固定金利は設定当初の金利が3年~5年間そのまま固定されます。先の見通せる堅実な投資になる代わりに、物価が上昇したときでも金利は変わらないので、市場金利が上昇したときには「なんとなく損した気分」になることもあり得ます。
※元本保証なので満期まで保持すれば本当の損はないのですが
対して変動金利の場合、半年ごとに市場動向を見て金利が見直されます。市場金利が上がっていれば利子も増え、市場金利が下がっていれば利子は下がります。固定型の国債と比べて多少は「おもしろみ」はありますが、こちらも元本保証ですのでギャンブル性はありません。